アパレルで働きたい! そう決めた瞬間から、全力で走ってきました。無我夢中でこの世界に入りアルバイトからスタート。そしてファッションアドバイザーを経て、プレスに抜擢されました。かつて学生だった自分が憧れたブランドを、今度は私自身が、もっともっと多くの女性が憧れるブランドになるように発信し、育てていく。そんなやりがいのあるプレスの仕事に、毎日わくわくしています。
原里津子・勤続10年・新卒入社・社内職歴:販売部→プレス
大学では建築を専攻し、課題に追われる忙しい毎日を送っていました。いざ時間ができると、すっかり季節も変わっていて「着る服がない!」と愕然。それまでずっと衣食住の「住」に関わってきましたが、私の中で「衣」の存在がどんどん大きくなり、ファッションの大切さに気づかされ、服に関わる仕事がしたいと思うように。なかでもm-i-dの企業姿勢やブランドの華やかさに魅かれ、ここだと確信し扉を叩きました。
ところがその頃m-i-dは新卒採用がなく、思いきって会社に電話をしました。なんとか面接してもらえることになり、まずは大学最後の1年、販売のアルバイトをすることに。内定をもらっていたわけではありませんでしたから「ここで1年間頑張って認めてもらい、卒業後は必ず社員として採用してもらう」。そんな決意で他の就職活動は一切やめて飛び込み、翌年無事に正社員として採用され、販売部のファッションアドバイザーになりました。
たとえ新人でも、百貨店では一流の接客が求められますから、はじめは言葉遣いや慣れない敬語に苦労しました。商品や素材への知識もすぐ身に付くわけではなく、わからないことだらけ。そこでまず「この人になりたい!」と思える先輩を見つけピッタリ張り付き、仕事の仕方を見て真似て勉強。なりたい自分という明確な目標があることでだんだん仕事が楽しくなっていきました。そして店頭だけでなく、SNSを活用した販売戦略などにもチャレンジ。お客様の反応やコミュニケーションが増え売上に繋がり、ショップも成長し、それが評価されプレスに抜擢されるきっかけとなりました。
プレスのお仕事は、ブランドのPR。コレクションのリリースや展示会の運営、雑誌やテレビに洋服の貸し出しなどをしています。また雑誌のタイアップ記事などにも関わり、撮影現場ではスタイリストやカメラマン、モデル、ヘアメイクと様々な分野の方と一緒にお仕事できるのが、とても刺激的です。
この仕事をしていて一番やりがいを感じるのは、雑誌の発売日やテレビの放映日に、たくさんのお客様からお問い合わせをいただいたり、その影響で掲載品が売れ筋アイテムになる時。実はプレスに異動となった時、大好きな販売の仕事を離れるのがさみしく、「私にプレスができるの?」と不安に思ったことも。
その一方で、ファッションアドバイザーとして培った自社ブランドや商品に対する知識や理解、愛情なら誰にも負けないとも思っていました。だからこそ自信を持ってPRができますし、その反響が返ってきたときは、ほかには代えられない喜びを感じます。
オフの日でも、いつ誰に会っても「さすがアパレル。さすがm-i-dのプレス。」と思われるようにオシャレには気を遣っています。プレスのスタイルがブランドのイメージになり、ブランドを作っていくことにも繋がりますから。でも、それが楽しい!
たとえ自分には華がないと思っている人でも、華やかさは自分で作っていける、演出できるのです。そんなオシャレやファッションから生まれる楽しさをより多くの人に伝えていけるように、今なにが流行っているのか、これから何が来るのか、自分自身もアンテナを高くして新しいことに敏感でありたい。そして、「プレスはこういう仕事」とマニュアルに縛られず、自分にしかできない新しいPRをしていきたいと思っています。
社会人になると、苦しいこともたくさんあるかもしれません。でも自分で選んだ仕事だからこそ、責任を持って頑張ってほしい。m-i-dは、強い想いさえあれば、若くても新しいことにどんどん挑戦させてくれる会社です。その挑戦の先に待っているのは、学生時代には味わえない「やりがい」という仕事の楽しさ。m-i-dは、私にそのことを教えてくれたと感じています。