決してひとりではできないこと。様々な人の技術や想いがあり、それが連なって洋服づくりは進んでいきます。その流れの真ん中に立ってコントロールし、洋服が店頭に並ぶまでを見届けるのがわたしたちの仕事。多くの女性に選ばれ喜ばれる商品を送り出すために、より良い品質のものを適切な価格で提供することを目指し、毎日奔走中です。
藤原聡一郎・勤続16年・中途採用・社内職歴:営業部→生産部
栄裕太・勤続1年・新卒採用・社内職歴:生産部
藤原: わたしは、生地を扱う仕事や工場など洋服に関わる仕事をする家族や親戚がいる環境で育ったので、自然とアパレルに興味が。おしゃれやデザインというより、作り手側として多くの人に洋服を届けたいという想いが強く、生産という、もの作りすべてに携わる仕事に魅かれました。
栄: 自分も同じく、もの作りに興味がありました。ファッションの学校でデザインの勉強をしましたが、デザインやパターンを引くのとは違う、もうひとつの作り手として、ブランドの生産体制をハンドリングしていく生産という仕事の存在をm-i-dの会社説明会ではじめて知り、憧れを感じました。学校では決して学べないことや新しいことに挑戦したい、そんな気持ちでのスタートでした。
栄: 生産部の仕事はとにかく幅広く、社内外問わず多くの人と連携をとって進めていく仕事。入社前から想像はしていましたが、それ以上です。実際にはこんな洋服を作るという企画があり、営業部とすりあわせて納期などのスケジュールや工場の稼働状況を把握するところからスタートし、サンプルから見積りを出してコストの調整も。「納期」「クオリティー」「価格」、この3つが最高のバランスとなるように、生産背景をコーディネートしていきます。
藤原: デザインやアイテムによって得手不得手もありますから、どの工場に発注するのかも重要で、パタンナーとひとつひとつ相談しながら選定し、上がってきた商品の縫製やクオリティーも一緒にチェックします。また、より良い商品を作るには「納期」「クオリティー」「価格」のバランスを向上していく必要があり、そのためには新規工場の開拓も不可欠。初めてお付き合いする工場との取引では、その前段階でどんなリスク発生の可能性があるのかを想定し、対策をとるようにしています。工場任せにせず逐一状況を確認して把握し、どれだけ話をして理解し合えるかが鍵。工場と二人三脚で、密にコミュニケーションをとることが大事ですね。
藤原: 洋服を作る行程に最初から最後まで関わる仕事なので、実際に工場からイメージ通り満足のいく洋服が上がってきて、それが売れる喜びは大きいです。すべてを見ていますから愛着も強く、まるで我が子のよう。ただ長い行程で多くの人が関わってきますから、バタバタしているとミスが発生しやすくなり、些細なミスひとつでそのすべてをダメにしてしまうことも。デスクも整頓し、常に細々としたことに気を配って確認作業も大切にしています。
栄: わたしの机は散らかっていますが…(笑)。
藤原: まだ2年目ですから、これから頑張ればいいんですよ!
栄: はい。入社して1年目はあっという間でした。生産部はm-i-dのすべてのブランドに目を通しますから、毎日知識がどんどん増えていくのを実感できます。社外の人とも接することが多いので、人と人との繋がりもでき、世界が広がって行くのが本当の楽しい。みんなでひとつの洋服を作り上げていくことにやりがいを感じています。
藤原: クオリティーを維持向上しつつ、自分たちの段取りや仕事の仕方など商品以外の部分で、よりコストダウンも図れないかと常に模索しています。またm-i-dは国内生産がメインですが、一部海外生産するアイテムもあり、その生産拠点なども見直し開拓し、グローバルな視野も持っていきたいと思っています。
栄: 自分は、女性がおしゃれを楽しみ綺麗になる姿っていいな、と思っています。だから婦人服の仕事を選んだところもありますね。藤原さんの背中を追って、仕事をしながら知識を増やし経験を積み、より多くの女性に喜んでもらえる洋服を作り、届けていきたいと思っています。
現在生産部は男女半々。販売経験者やパタンナー出身者、新卒や専門卒、中途採用など、その顔ぶれは様々。それぞれの個性を活かし刺激し合い、ひとつのチームとして頑張っています。色々な人と関わるなかで、学んだり吸収できることがたくさんあり、誰よりも洋服に詳しくなれる部署とも言えます。洋服に携わる業務を幅広く経験したいという方、是非エントリーしてください。